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「仕事で銅を扱っているけれど、銅に関する基礎的な知識がない」

「銅の特徴や用途について知りたい」

このようにお考えの方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回は、銅の性質や種類、特徴などについて紹介します。

 

□銅の歴史と種類について紹介

ここではまず銅の歴史と種類についてご紹介します。

銅を知る上で重要な基礎的な知識になりますので、しっかりと覚えていってくださいね。

 

まずは歴史について学んでいきましょう。

銅は製造業においては非常に重要ですよね。

銅と聞くと、金銀銅のセットを思い浮かべる方が多いと思います。

そのため、高価なイメージをお持ちの方も多いでしょう。

 

銅は太古の時代から利用されているもので、人類が初めに使い始めた金属とされています。

青銅器時代という言葉を聞いたことがある方はいらっしゃいませんか。

この名前が表している通り、銅は昔から武具や農具といったさまざまなものに使用されています。

 

次は、種類について紹介します。

銅の種類といえば、青銅が有名ですが、そのほかには、純銅や真鍮、白銅があります。

真鍮は五円玉や仏具などに使用されています。

私たちが日々使用している硬貨には、真鍮、青銅、白銅などが使用されています。

 

□銅の特徴を紹介

ここまでは銅の歴史と種類について簡単に紹介しました。

ここからは銅の特徴について見ていきたいと思います。

 

銅には8つの特徴があります。

 

1つ目は、加工性が高いことです。

銅は他の金属と比較すると伸ばしたり押し込んだりといった形の変化が容易にできます。

そのため、さまざまな製品を作成できます。

 

加工の方法に関しても、曲げたり、削ったり、絞ったりとさまざまな加工が可能です。

そのため、複雑な形にしたり細かい模様をつけたりもしやすいです。

 

2つ目は、耐食性が高いことです。

銅は他の金属が苦手とする海水に対して良好な耐食性を持っています。

また、寿命が長いことから長期間使用される部品に採用される傾向があります。

屋根や雨どいなどにこの特性が生かされています。

しかし、硝酸や塩酸、硫酸といった化学物質には耐性がない点には気をつけてくださいね。

 

3つ目は、熱伝導率が高いことです。

熱伝導率とは熱の伝わりやすさのことです。

この熱伝導率は、他の鉄鋼材料やアルミニウムよりも優れています。

鍋に銅が使用されるのは、熱伝導率が高く食材を均等に加熱できるためでしょう。

 

4つ目は、導電率が高いことです。

銅の最大の特徴と言っても良いかもしれません。

銀に次ぐ性質を持っています。

しかし、銀よりも価格が安いので銅が採用されているのです。

 

5つ目は、熱に弱いことです。

銅は加工がしやすいということを紹介しましたが、これは熱に対しての弱さが原因とも言えます。

銅は200度を超えると軟化します。

低い温度に関しては劣化がないことは覚えておきましょう。

 

6つ目は、磁性がないことです。

金属としては珍しい特徴ですよね。

非磁性を生かして電気機器の測定器や化学工業の防爆用工具として採用されています。

 

7つ目は、見た目が綺麗なことです。

金以外で唯一金色の光沢を持つ金属です。

工芸品に使用されるのは、この綺麗な輝きのためでしょう。

 

8つ目は、抗菌作用があることです。

銅の持つ微量金属作用が抗菌効果を発揮します。

病原性大腸菌O-157などに対する銅の超抗菌性能が実証されています。

 

□銅の用途を紹介

ここまでは銅の基礎知識から特徴を紹介してきました。

ここからは銅がどういった用途で使用されるかについて見てきましょう。

 

銅は暮らしの中でさまざまな部分で活躍しています。

キッチンであれば、鍋やケトル、フライパンなどの調理器具が代表的です。

最近は、銅の抗菌作用を利用した、三角コーナーやスポンジなども非常に人気を集めています。

 

また、リビングでは、以下のような設備で利用されています。

・エアコン

配管や熱交換器などで使用されています。

 

・テレビ

コイルやプリント基板などで使用されています。

 

・DVDプレーヤー

小型スイッチング電源用ICやプリント基板、電源用ICなどで使用されています。

 

・オーディオ

出力用トランジスタ、電源整流用ダイオードなどで使用されています。

 

・ノートパソコン

プリント基板や面実装、低消費電流、低出力電圧レギュレータICなどで使用されています。

 

・携帯電話機

プリント基板や銅線などで使用されています。

 

・ゲーム機

面実装、低消費電流、低出力電圧レギュレータICなどで使用されています。

 

・デジタルカメラ

プリント基板やバッテリ逆接防止用ダイオードなどで使用されています。

 

さらに、建物の屋根に使用されることもあります。

綺麗な光沢と長寿命な特性が生かされています。

 

加えて、最近では車が多機能化して、電子機器が多く搭載されていますよね。

この電子機器には導電率の高い銅が採用されていることが多いです。

皆さんが使用している自動車にも使われていることでしょう。

 

□まとめ

今回は、銅の性質や種類、特徴などについて紹介しました。

銅の基礎知識についてお分かりいただけたでしょうか。

銅を扱っている方はぜひ覚えておいてくださいね。

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